香港で行われるスーパーラグビーのビッグマッチ、 ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ vs. DHLストーマーズ戦が、いよいよ間近に迫ってきました。
南アフリカのダーバンで行われたシャークス戦が残念な結果に終わったことを受け、ゲームキャプテンを務める流大とヴィリー・ブリッツは、ジェイミー・ジョゼフヘッドコーチとともに今週末のライオンズ戦で復活を狙います。
この機会に、チームのキープレーヤー、そしてヒト・コミュニケーションズ サンウルブズについてご紹介しましょう。
まずは主将を務める一人、流大。福岡生まれのスクラムハーフ(SH)は25歳。2017年アジアラグビーチャンピオンシップで日本代表としてデビューしました。この大会で我らが香港代表チームを下したメンバーの一人です。
ナンバーエイト(No.8)として流を支えるのは、ライオンのたてがみのような髪型が印象的な南アフリカ出身のヴィリー・ブリッツ。バーバリアンズ、チーターズ、ゴールデンライオンズ、ライオンズと、サンウルブズ参加までに豊富な経験を積んでいます。
バックローの要となるのがニュージーランドラグビーユニオンでのプレー経験も豊富なリーチマイケル。リーチは2008年20歳の時に、名古屋で行われた対アメリカ戦で日本代表としてデビューを果たしました(この時は危険なタックルのためにイエローカードを受けています!)。日本代表として輝かしい活躍を果たしたのち(2011年ラグビーワールドカップでトンガに敗戦しながらもマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたことはその好例)、チーフスに参加するためにニュージーランドに戻りますが腕を骨折して試合出場を果たせず、日本に戻るも今度は足を骨折。
しかしリーチはあきらめることなく、2014年エディー・ジョーンズコーチから日本代表のキャプテンに指名されます。1990年代のアンドリュー・マコーミックに続き、歴代二人目のニュージーランド出身キャプテンとなりました。現在リーチはサンウルブズのキープレーヤー。香港でもその活躍が期待されます。
サンウルブズを語る際に忘れてならないのは、日本代表の大多数のメンバーをサンウルブズ選手が占めているという点です。これは、サンウルブズと日本代表両チームのヘッドコーチを務めるジェイミー・ジョゼフが力を入れている戦略であり、彼はサンウルブズでプレーしなければ日本代表に指名しないとまで明言しています。結果的に、5月19日にこの地で行われる試合は、代表戦レベルの戦いが見られることでしょう。
どうぞお見逃しなく。5月19日(土)、旺角大球場。チケット発売中:https://www.ticketflap.com/superrugby2018